RiotAPIのv3からv4への変更点を解説!

  • 2019.01.31
  • API
RiotAPIのv3からv4への変更点を解説!

シーズン9スタート!

LoLの新シーズン、シーズン9が始まりました。振り分け戦は順調でしょうか?前シーズンと比べて、タワープレートやスプリット制の導入、ポジションごとのランクの実装などいろいろ代わりました。その中で、実はLoLのデータをとるRiotAPIもv3からv4に変更されました。この記事ではAPIがv4になって何が変わったかをまとめます!

新しいPUUID

一番にして最大の変更が、サモナーを区別するIDが増えたことです。今まではアカウントIDとサモナーIDの2種類がありました。v4はその二つに加えてPUUID(Player Universally Unique Identifier)が増えました。ちなみにプーIDと読むみたいです。なんという気のぬけた名前。これは完全に個人に1IDになります。例えば、サーバーを移動すると、アカウントIDとサモナーIDは移動前と移動後の2つを持つことになります。しかし、PUUIDは変わりません。そして(Riot Game”s”だけど、ゲームを1つしかリリースしてないことをたまにネタにされていますが)ゲームが変わったとしても一人1IDになるみたいです。

この新しいPUUIDは今のところ、APIの中ではほとんど使い道が無いように見えます。ユーザーを識別、確認するためには今まで通り、アカウントIDで十分です。これは、新しい施策の布石なのでしょうか。

アカウントIDとサモナーIDは、そのままの意味ですがどこに違いがあるかと言うと、サモナーIDはAPI的にたまに、プレイヤーorチームIDと書かれていることがあります。このことからアカウントID一つにいくつかのサモナーIDが紐づくことがあります。

IDが暗号化されている

2つ目の変更はこれらのIDが”APIごとに”暗号化されている状態になりました。例えばサモナーネームから上で紹介した3つのIDを取得できるAPIがあります。以前のv3だと、誰が使おうとも、同じサモナーネームを指定すれば同じIDが返ってきました。しかし、v4からは同じサモナーネームを指定してもAPIキーごとに違うIDが返ってくるようになりました。同じAPIキーを使っていれば同じIDが返ってくるので、同じプロジェクト内では一貫性に問題ありません。これはプライバシー対策の一環らしいです。暗号化されたとはいえ、IDをもらうときも使うときもそのままでいいので、IDが数字から文字列になっただけとも言えます。自分的には、v3の各IDとの一貫性がなく、データ型が変更されたので、v4に移行する作業がちょっと大変でしたが、その後は特に問題ありません。今後も、他のAPIユーザとIDのやり取りさえしなければなら問題ないはずです。

基本的にはこれぐらい、という認識です。タワープレートの剥がれた時間なんかも取得できたらいいなと思ってたんですが、今回の変更では出来ないみたいです。日本でもスプリット2からはポジションごとのランクになりますが、この変更もまだのようです。実装された時にはこれを使って何かやりたいと考えています。例えば一つのポジションに特化したプレイヤーと色々なポジションをやっているプレイヤーどっちが多いのか、などです。

今回はこれで終わりです。最後までお読みいただきありがとうございました。

RiotAPIの新しいv4変更点まとめ

  • 新しいPUUIDが導入された。地域をまたいでも、ゲームをまたいでもひとり1ID
  • IDがAPIごとに暗号化された。とはいえ、あまり気にしなくてOK

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